「ビフォーアフター部門」三位 宮城敦奈先生
私が「赤ちゃんともち」を学ぶと決めたのは出産の2カ月前、産前休暇に入ってからでした。
私を選んで生まれてきてくれる子の一番の味方でいたい、自信を持って成長していってほしい、そのために私にできること、それは環境を整えてあげることだと思ったからです。
私が赤ちゃんともち分析を受けた時、「そうそう!」と納得する部分と、「え!そんな強みが自分にあるの?」という驚きと発見があり、小さい時に知っていたら悩まなくてすんだこともあるだろうな、と思いました。
私は5人家族で育ち、反抗期も一番ひどく、両親からは育てるのが一番難しかったと言われます。そんな両親と姉はEARTH(アース)の「◯◯ちゃん」、弟はSUN(サン)の「◯◯ちゃん」、私はMOON(ムーン)の「おしえてちゃん」です。昔は母から「“何で何で”ばっかり言わないで」「これやっといて」とよく言われていたのを覚えています。今でも口癖は「みんなで」「一緒に」「何で」なのですが、とっさにこの言葉が出ると「あ!また言ってしまった」と、悪いことをした気分で過ごしていました。
しかし、赤ちゃんともちを学び「個性のまんまだ」と笑って受け入れて、両親も悪気があったわけじゃないんだと思えるようになりました。
素直に甘えることができず我慢していたあの頃の自分や家族が、それぞれの個性を知っていたらどれだけ生きやすかっただろうと考えると、「我が子のために学ぶしかない!」と思いました。
私たち夫婦はともに「おしえてちゃん」、息子は「きままちゃん」です。息子の個性がまるで違うので、学んでいなければ息子のことが理解できず、お互いに苦労していただろうな、と思います。私たちの価値観でする声掛けや、育児本に書かれている内容など、良かれと思ってすることが押し付けになり、息子の良いところをつぶしていたかもしれないと思うと怖くて仕方ありません。
1歳の息子への周りからの印象は「早いね」「真似っこ上手だね」など、すでに個性丸出しです。初めての育児は試行錯誤の連続ですが「その子らしさ」が明確にわかったことで、自分の考えからズレていても、誰に何を言われても、「個性が出てるな」と笑って過ごすことができます。
赤ちゃんともちで学んだことを活かす場面がこれからもっと増えてくると思うと、イヤイヤ期ですら楽しみです。これから成長するにつれてたくさんの学びと気づきを与えてくれる息子の一番の理解者として、これからも赤ちゃんともちを駆使していこうと思います。