「ビフォーアフター部門」第二位 知念 里奈先生
「赤ちゃんともち」を学んだのは、第一子がまだ幼い頃。
子育てを経験するまでの私は、育児本などの情報や、周りに聞くことで何とかなると思っていました。でも実際は、24時間離れることができず、何で泣いてるのか全く分からず、どの育児本を見ても我が子に当てはまらない。イレギュラーなことばかり。
この子のことを教えてくれる説明書が事前にあったらなー…なんて思ったこともありました。
でも周りに対しては、楽しんで育児をしてる偽りの自分を常に演じていました。
本当は辛い。本当は助けてほしい。
1人になりたい…。
でも簡単に弱音を吐いちゃダメだ。だって、ママだからしっかりしなきゃ…。
今思えば、その言葉が私自身を苦しめていました。
2人きりになれば、我が子に対して見せる顔は、常に無表情。
そんな二重人格のような自分に嫌気がさし、こんなはずじゃない、子どもが産まれたら毎日幸せだと思っていたのにと、どれが本当の自分なのか見失ってしまいました。楽しみだった子育てが、いつしか辛い…へと変わっていったのです。
そして生後3ヶ月で、産後鬱と診断されました。
そんなある日、ベストなタイミングで、私は赤ちゃんともちに出会います。
かわいいキャラクターで子どもの生まれ持った個性を表現し、「この子らしさ」「この子の心の声や希望」を教えてくれた時は涙が出ました。我が子は泣いてばかりなのではなく、私に対して、ずっとサインを出し続けていたのです。
私は不安から一気に光を感じ、赤ちゃんともちのすごさに感動し、アナリストとして多くの子育て世帯へ伝えたいという想いが強くしました。
現在は3人のシングルマザーとなりましたが、以前の「ママだからしっかりしなきゃ!」を外したことで、偽りの自分ではなく、子どもたちに対して心から笑うことができました。
我が子の個性がどんどん見えてくることにより笑いが増え、とにかく楽しい!
誰よりもVIPな子育てを手に入れたと思っています。そして同時に、自分理解も深められたことが、大きな鍵にもなりました。
赤ちゃんともちの強みは、短所だと思っていたことが、長所だと発見できる「長所進展法」。
我が子の小さな行動も表情も、クスッと笑いに変えられるマジックです。
今ならこの子たちを無限大で心から信じ、認め、受け入れることができます。もしSOSがきた時は、あかもち救急箱を出して解決してあげよう。
ママ自身も、「大丈夫?」を心で感じ、たくさんの花マルを自分につけてあげましょう。きっと子どもにも、今以上のたくさんの花マルを見つけることができるはずです。
協会理念である【できないことに×よりも、そのままのこの子に花マルを】。
この言葉を共通言語に、これからも全国各地に、笑顔あふれる幸せな子育てを広げていきたいと心から思っています。